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残念パパの育児とガジェット

ガジェット、家電、雑貨、育児のブログのつもりでやっていますが、気が付いたら雑記になっていました。

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真冬の夜の階段。二階の鬼門

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こんにちは。いのっちです。
段々、日も短くなり暗くなるのが早くなって来ました。


ほんのり残る残暑を和らげるため、一つ肝の冷えるお話をさせていただきます。


そうそう、お話をする前に一つだけ。


このお話は「怪談」ではなく「階段」です。

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1)大晦日夕方

時は遡ること5年前の年末。


その当時、かみさんの実家に家族全員が集まっていました。


実家と自宅が近い事もあり、夕方になると洗濯物を取り込みに実家から自宅に一旦戻ったりすることがよくあります。


この日も洗濯物を取り込みに、かみさんが自宅に戻ったのですが、いつまで経っても家に帰ってこないのです。


少し気になって電話をしたのですが、電話にも出ません。


電話に気が付かなかっただけかもしれませんが、念のため当方も自宅に戻ることにしました。自宅に向かって歩きながら吐く息が白かったのを覚えています。


「寒いなぁ…」

2)明かりの灯らない部屋

家に着いてすぐに気がついたのですが、真っ暗なのです。


時刻は夕方の6時くらいだったと記憶しています。


流石に不安を覚え、家の扉を開けたところ、鍵はかかっていませんでした。かみさんが中にいるのは間違いなさそうです。


玄関を抜けてリビングに入ったところで異変に気が付きました


薄暗くてよく見えなかったのですが、足に何か冷たいものに触れたのを感じました。


不思議に思いながら、リビング中央に向かうと


歩くたびにぴちゃぴちゃと音がするのです。


ジワジワと靴下に染み込む何かを感じて、嫌な予感を感じました。

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3)真冬の夜の階段

街頭の明かりがリビングに差し込んでいたのと、目が慣れて来た事で少し状況把握が出できてきました。


リビングには巨大な水たまりが出来ていたのと、この部屋にはかみさんはいないということです。


「かみさんはどこだ?」


二階から物音がするので、階段に目を向けると信じられない光景が目に映りました。



階段から水が流れ落ちて来るのです。



それもとめどなく。



階段窓の月明かりが、流れる水に反射してキラキラしていました。私には薄暗い雰囲気も助けて幻想的な空間に見えました。


私は気が動転していたのでしょうね。



「綺麗だな」と思いました。


4)階段の真相

階段を上がると床に這いつくばっているかみさんがいました。


当然、びしょ濡れです。


何をしているのかと思ったら、雑巾で床を一生懸命拭いていたのです。


実は我が家は二階に風呂場と洗濯機があるのです。


洗濯機には当然水道が繋がっているのですが、これが外れて



5時間近く水がだだ洩れていたようです。



それに気が付いたかみさんは急いで水道の蛇口を閉めて、今の今まで床掃除をしていたのです。


漏電の可能性もあるので、ブレーカーを落とし暗闇の中で必死で。


2階は他の部屋も含めて概ね全滅でした。


流れ出た水がウォークインクローゼットの奥まで流れ込み、大量の埃と一緒に流れ出てきました。


かみさんの気を紛らわせてあげようと一言



「水のおかげで部屋が奇麗になってよかったな!」というと



「お前はふざけてるのか!」



と普通に怒られました。


ふふっだって笑うしかないでしょ。この状況。

5)本当の地獄は床下に

上の階の水の処理は2時間くらいでひと段落し、下の階に流れた水や天井からしたたり落ちてきている水の処理に向かいました。


1階もほぼ全滅でした。1階はリビング・キッチン・和室の構成になっているのですが、一番被害が少なかったのは和室でした。


とはいえ、唯一畳がある部屋なので止む無くすべて畳を取り外し干すことにしました。


リビングはフローリングということもあり、水を拭いてあげれば普通の状態に戻りました。


一番悲惨だったのはキッチンでした。


キッチンには蛍光灯が設置されているのですが、その蛍光灯のカバーに天井から水が流れ込んだようです。

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キッチンの蛍光灯


カバーは半円の筒状になっており、水の重みに耐えられずカバーが下に転落していました。


転落した床には床下収納があり、ふたを開けるための金具が変な形に歪んでいました。

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床下収納


そこで気が付いたのです。水は低いところに流れていると。


そう、床下収納に水が流れ込んでいたのです。

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床下収納を開けた状態


床下収納に入っていた食材を全部出し、水をすべて掬いました。これで終わりではありませんでした。


床下収納は構造上入れ物部分を取り外すことができます。


取り外すと、その下に本当の床下のエリアが広がっており、そこに今まで流れた水が溜まっていたのです。



…この後、バケツリレーをかみさんとしました。


息は白いのに全く寒くないのです。


ザブザブと水を掬っては、捨てにいき、気が付けば3時間くらいたっていました。


粗方水を片付けたので、残りは翌日に持ち越すことにしてその日はかみさんの実家に泊まらせてもらいました…。


後にも先にも家の中でバケツリレーをしたのはこの時が初めてでした。

6)後日談

家屋の漏電調査を業者の人にしてもらい、問題がないことを確認してからブレーカーを上げました。


床下が湿った状態になっていたので、扇風機を引っ張りだし数時間かけて乾かしました。


問題だった二階の水道は…タオルをグルグル巻きにして今も使っています。
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本当は水道からホースが取れたら、水が漏れないようにする器具があるのですが、当方はそういった工事が得意ではないので


無理して取り付けせず、水道も洗濯毎に開け閉めするようにしています。


この記事をお読みの方で家を買うこと検討されている方がいるなら、風呂場は1階にすることをオススメいたします。


我が家は建売だったので選択権はありませんでしたが、水場が上にあると漏水したときにお手上げになります…。


ということで、我が家に深い爪痕を残した事件でした。因みに



・水道代+2000円
・業者の調査費用(値段不明)
・床下収納の金具交換費用
・苦い思い出(プライスレス)


などいろいろとかかりました。我が家は1年に1回くらいこの規模の事件が起きるので日常茶飯事です。


また機会があったら記事に書きたいと思います。では、また!
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