2020/9/24に発表されたAmazonデバイスの中に自動車向けに開発されたEcho auto(エコーオート)という製品が含まれていました。
大まかに言うと、自動車用のスマートスピーカーという認識で5割くらいは正解です。
ただ、1つ言えるのはEcho シリーズで培った、マイクの機能に特化した製品と言えそうです。
そう、スピーカー機能自体がEcho autoには着いていないのです。
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1)Echo auto のスペック
いつもはスペックからご紹介しているのですが、今回はスペックは評価しづらいので、まず見た目から。
①製品の同梱物と外観
箱はなんかAmazonらしいデザインです。
Echo シリーズはこの淡い青で統一してるんですかね?
中身はこんな感じです。
USB ケーブル
シガレットチャージャー
3.5mmオーディオケーブル
説明書×2
本体は手のひらに収まるくらいのサイズです。
左がマイクミュート、右がAlexa呼び出しボタンです。
側面にMicroUSBポートと、イヤホンジャックがあります。
裏面は窪みがあります。
この窪みに本体固定用の治具がはまります。
何と言うか、あれっすね。
シンプル過ぎて、あまり説明することがありません(笑)
②スペック
一応、スペックもご紹介しておきます。
重量:45g
Bluetooth:接続可
オーディオ:8つのマイク
電源:MicroUSBポート
音声出力:3.5mmオーディオジャック
特別なところは8つのマイクでしょうか?
2)設定方法
今回は接続の仕組みから説明します。
ちょっと分かりづらかったんですよね。
①Echo とスマホ、カーナビの連係
ここは図解します。
というか、しないとよく分からない人が続出しそうです。
Bluetoothで接続する場合
こんな感じです。
Echo auto とカーナビが直接接続されるわけではなく、
なのです。
iPhoneはBluetoothと有線で接続
先日試したところ、iPhoneとEcho Auto自体はBluetoothで接続しないとダメだったのですが、
iPhoneとカーナビ自体は有線でOKでした。
最近のカーナビやオーディオには大体USBでiPhoneと連動する仕組みが用意されています。
この方法を使えばカーナビとBluetooth接続をしなくても良いので多少ですが気楽です。
②接続方法
まずはスマホとカーナビをBlue tooth 接続しておきます。
まずはスマホのAlexa アプリを起動して、デバイスを選択します。
デバイスの追加を選択して、「Amazon Echo」を選択、その中の「Echo auto」を選びます。
注意書きが出ますが、「次へ」×2
「Echo auto 02HA」を選択して、「次へ」をタップ。
また同じようなことを聞かれますが、「Echo auto 02HA」を選択して、「次へ」。
接続したら、「はい」をタップして、再生ボタン押下でカーオーディオのスピーカーから音が出るか確認です。
後はこれが誰のスマホなのかを選択して、画面に従い終了です。
因みにEcho auto ですが、スピーカー機能自体はないのですが、何も音がでないのかと思ったら起動直後に、
「Alexaアプリを開いて設定してください」
みたいなこと(うろ覚え)は喋りました。
決まった音声が流れているだけの雰囲気で、単体では使えなさそうですが…。
注)Echo auto を利用できない自動車
実はあるようです。
仕組みが単純故に使えない車両などあるのか疑問なんですが、Amazonの公式サイトに掲載されいます。
国産車だとホンダの自動車が多めです。
www.amazon.co.jp
我が家はトヨタ車ですが、カーナビはメーカー純正ナビではありませんし、JVC ケンウッド製ですが、普通に接続できました。
なんか、謎多いなこの製品。
因みにEcho Autoと接続できないスマホもあるようなので、こちらも併せてチェックしていただくと良いと思います。
www.amazon.co.jp
3)使い方
使い方は単純明快です。
「Alexa 音楽かけて!」
です。普通にAlexa にできることをすればオッケーです。
勿論、ここからアナウンス機能で家のスマートスピーカーから喋らせることもできるし、タイマーセットもできます。
お買い物リストも確認できるでしょう(まだ試してません)から、移動しながら情報共有が可能です。
4)エコーオートの気になること4つ
使ってみて気になることが4つ程ありましたので簡単に説明していきたいと思います。
①スマホのデータ通信を使う
当たり前なんですが、スマホのデータ通信を使います。
基本的に、スマホが無いと意味がない製品なので致し方ないのですが。
個人的な見解ですが、音楽再生をしない限りはデータ通信容量の心配はしなくても大丈夫だと思います。
音楽のストリーミング配信は油断しているとそれなりに通信容量を食うので油断禁物です。
データ通信量の計算に関しては以前こんな記事を書いていますので、気になる方はこちらを参考に計算してみるのも面白いかも?
rapisino.hatenablog.com
まぁ、この製品を購入して音楽を聴かないなんて意味不明な感じもするので、是非合わせてAmazonMusicUnlimitedもご検討してみてはいかがでしょうか?
因みに我が家はAppleMusicの契約をしているのでそちらがメインだったりしますが。
②スマホのアシスタントとの違いは?
基本的にスマホと連携しているので違い自体はないと個人的には思います。
決定的に違うのは、自動車の車内で利用することを想定しているので、スマホよりも音声認識精度が圧倒的に高いことです。
かみさんに言わせると、iPhoneのSiri先生はスマホのマイク近くまで行って呼びかけないと反応しないとのこと。
それに我が家の子供たちはアレクサに慣れていることもあり、自動車内で好きな楽曲をかけられるので、そこも良い点です。
③設置位置
設置位置は大分悩ましいです。
Echo Auto自体は非常に軽く感じるのですが、送風口に取付するとその重みでお辞儀したみたいに傾いてしまうのです。
これだと、使いづらいしエアコンの空気がみんな下に行ってしまいます。
ということで、助手席前の位置になりました。
ここだと、後部座席から少し大きな声を出さないといけないのが欠点です。
位置は大事なので、送風口に拘らず固定できる治具を飼ってくるのが吉かもしれないです。
④イヤホンジャックは何に使う?
うーん。これよくわからないんですよね。
カーオーディオに接続したら音声再生できそうな雰囲気ではありますが…。
スマホ経由しないと使えない感じなのでどうにも、直接接続のイメージがわかないのです…。
まぁ、ここは継続調査ですかね?
⑤エンジンかけてから起動までの時間
数秒で起動し、スマホと連携、10秒後には使える状態に。
これは凄い重要です。
すぐに使いたいのに起動が遅いのでは話になりません。
5)感想
触ってみた感想は一言で言うと、「未知数」です。
確かにEchoの音声認識精度は高いし、自動車の走行中でも音声を拾えるようにしているのだと思います。
でも、普通にスマートスピーカーEchoドットを自動車に載せてスマホに接続でも同じようなことが出来そうです。
さらに言うとスマホをカーナビに繋げてアシスタント経由で使うのと、どう違うのかがちょっとピンと来ないところもあります。
もっとも、車載を想定していないスマホのみでの音声認識はやはり精度が出ないし、このマイクによる収音に特化したところが狙いなんだと思います。
つまり、この製品ワクワクしますよ。
今回はEcho auto のファーストインプレッションをお伝えしただけなので、もう少し使わないと真価が見えそうもないです。
安直にマイク機能特化製品というのも妙なので、継続調査して、またレビューさせていただこうと思います。
残念パパこと、いのっちでした。
では、また!
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