便潜血が出た。内視鏡で再検査【後編】
こんにちは。いのっちです。
前編から大分時間が空いてしまいましたが、
実際の検査前日から検査日までのお話を書いていこうと思います。
当方は内視鏡検査はもうコリゴリですが、このお話が誰かの参考になれば幸いです。
前回の話をお忘れの方もいると思いますので、是非こちらも合わせてお読みください。
rapisino.hatenablog.com
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1)検査前日
タイムテーブル通り、朝ご飯から病院で購入した食事とお薬を飲んでいきます。
午前6:30
中身はこちらです。三食ともレンジで温めて食べるタイプのご飯です。
朝食は…写真を撮るのを忘れてしまったのですが、雑炊でした。
量はそれなりにあったのですが、何とも味が薄く禅寺の修行とかで使われていそうな素朴な味でした。
午後 0:00
昼食はこちらです。お粥と大根の餡掛けです。
大根の餡掛けは非常に美味しいです。お粥は…あまり味がしません。塩を追加し、物足りないので汁物を勝手に足しました。
…足りねぇ。兎に角、物足りねぇ…。
とりあえず、水分は取っていいみたいなのでお茶と水を飲んで空腹を紛らわせます。
因みに透明な色のドリンクであれば飲んでいいのですが、それ以外はダメなので好き勝手飲めず。
午後 3:00
一回目の下剤(マグコロール)を服用します。
コップ1杯なので約180mlです。説明書に
「飲みづらい場合は氷を入れると飲みやすくなります」
という、微妙に気になる補足がされています。
飲んでみると炭酸の入っていないライフガード(この飲み物まだ存在しているのでしょうか?)みたいな味がしました。
あ、これ全然平気だ。美味しく飲める。
午後 4:00
腹がくだり始める。まあ、辛いと言うほどでもない。
午後 5:30
6時までに食事を終了させる必要があるということで、夕飯を食べました。
煮込みハンバーグとお粥です。
例によって物足りないのでお吸い物を勝手に追加しています。
ハンバーグはデミグラスソースが効いてて美味しいです。
でも粗食過ぎて、腹減ります。そして腹が減るので大量に水分をとっていたのですが、
下剤が利きすぎたらしくこの時点ですでに4~5回程度トイレに行っています。
少々汚い話になるかもしれないので、気になる方はこの辺で別のブログに逃げてもらったほうがよいかもですが、
便を排出し続けると便の状態が
固形→泥上→液体状(透明黄色)に変化していきます。
この時点ではやや濁ってはいるけど液体の状態になっていました。
まだ前日なのに、ゲンナリしました。
余談ですが、透明黄色の状態になったら病院の検査が受けられる状態です。
午後 9:00
錠剤タイプの下剤を2錠飲みました。
これ、あれだ、バリウム飲んだ後に渡される下剤と同じやつだ。
夜中にトイレにいきたくなるよ。
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2)検査当日
検査当日は朝9:30から大量の下剤(マグコロール)を飲んで腸内から便がなくなるまでトイレに行きます。
この日は検査が終わる夕方まで水分以外口にしてはいけないので、朝から腹が減って元気がありません。
マグコロールにまず500mlの水を注いで、十分に混ぜます。
混ざったら、水を追加して1800mlまで注ぎます。
約200mlを15分間隔でゆっくり飲むんですが、腹が減っているのでおいしく下剤が飲めます(笑)
この日、気が付いたのですが当方は食いしん坊キャラだったらしく、
食べ物を見ると、心の見えない手が食べ物をつかんで口に放り込む妄想を無意識にしていました。
幸い幻覚ではありません。妄想です。
1時間もすると下剤が聞いてきて、トイレとお友達になりました。
前日の下剤が利きすぎて、実は朝の時点ですでに便は透明の黄色っぽい(ほぼおしっこと同じ色と状態)になっていました。
この状態にならないと病院に行ってはいけないというルールなんですが、
下剤飲む前からすでに透明の黄色っぽい色になっていたのでもはや、飲む必要ないけど
一応、そういうルールなので飲みました。
腹減っているから全然苦痛ではありませんでしたが・・・。
因みに下剤は決まった間隔で飲んでいくので、大体11:30付近には飲み終わりました。
3)病院での検査
病院に到着すると処置室に案内されて着替えをさせられました。
おしりのほうに穴の開いた薄い生地のおむつと、上着が用意されていました。
おむつというより、トランクスに近いデザインで、お尻の部分も基本は隠れているのですが、布が互い違いに重なった状態になっており、両手で横に掻き分けると尻が見える構造です。
着替えたら急に、胃に水銀でも流し込んだような重苦しさとダルさが全身を包み、
これから内視鏡検査するのか…という憂鬱な気分になりました。
あぁ、医者嫌い…
ベッドの上に横向きに寝転がり、指先に洗濯ばさみみたいな機器が取り付けられ、右の腕には点滴の針が刺さっています。
点滴初めてだ…とか、思いながら洗濯ばさみを見つめました。
指先のマシーンは指の脈波を計測する機械で、脈拍と血圧の測定ができます。
ガジェットみたいなので親近感が湧きます。
それもつかの間、先生がやってきて
「お尻に薬塗ります~」
ぐぉっ!
「台を上にあげますね」
ベッドの高さがかわり、下から見上げていたディスプレイが目の前に来ました。
「はい、入れます~」
ぐはっ。なんか、入ってきた。
この時点で心拍数が最高潮に。
「そんなに固くならなくても、大丈夫ですよ」
と、看護師さん。イヤ、ムリだから。
「腸を広げるために空気入れますね」
えっ!?ぐわ、お腹が張るんですけど。
「お腹張ったらガス出しちゃってもいいんで」
地味に苦しい。痛くはない。たまに苦しい。
腸の狭いところを通ると圧迫されて
「ぐぉっ」とか、声が出てしまいます。
ディスプレイには経過時間がリアルタイムにカウントされていて内視鏡が挿入されてから約5分が経過していました。
「これが盲腸です。奥まで来たので戻りまーす」
ディスプレイに写った自分の盲腸をみながら、後は抜くだけかと思うときが抜けました。
「綺麗な腸ですね。問題有りません」
と、先生から終了のお告げが来ました。
やく、7分間の出来事でした。
そう、健康だったのです。
原因は切れ痔でした。
4)エピローグ
さて、先生から改めて異常なしのご説明を頂きましたが、内視鏡検査をする方の8割は問題ないのだそうです。
でも、2割は何かあるのが大腸なんだそうです。意外と多いんですよ。
因みに会社の同僚も、内視鏡検査したんですが、ポリープが二つあったそうで、内視鏡で除去したそうです。
基本的に内視鏡が奥まで行ったら、帰りのついでにポリープを回収しながら戻るんだそうです。
一瞬過ぎて何も感じないらしいですが。
ポリープがあるとさらに病理検査があって別日に発表になるらしいのですが、当方は幸い回避しました。
中編、後編にならなくてよかった…
ブログ的にはその方が面白いのでしょうが本人的には「マジで良かった」しか、感想はありません。
因みに切れ痔の度に内視鏡検査をされたらたまらんので、治療した方がいいですよね?と先生に聞いたところ、
「切れ痔はイボ痔と違って核がないから、治してもまた切れるし意味ないよ」
と、救いのないお言葉が。
もう、いや…。
皆さん、健康が一番ですよ。
内視鏡検査は痛くはありませんでした。少し苦しいだけで。
苦しいのが嫌なら、鎮静剤を使うと楽らしいので、これから内視鏡検査をされる方で痛いのも、苦しいのも嫌な方は鎮静剤も選択肢の一つですよ。
因みに鎮静剤打つと、暫く病院から帰れなくなりますが…。
次回は楽しい話を書きたいと思います。
では、また!
rapisino.hatenablog.com
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