こんにちは。いのっちです。
大分前にスマートスピーカーの記事を書いたのですが、
rapisino.hatenablog.com
その中で少しだけ触れているスマート家電のリモート操作をつい先日実現しました。
先日開催されていたブラックフライデーでAmazonのショッピングサイトを覗いていたら、やたら安いスマートリモコンを発見しました。
因みにブラックフライデーと全く関係ない通常価格の製品だったのですが、
……
気が付いたら「ポチ」ってました。
また、悪い癖が出てしまったわけですが、この商品はなかなか面白いですよ。
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1)スマートリモコンとは?
スマートリモコンは様々な家電のリモコン操作を一括で管理できるガジェットの総称です。
特長としてはエアコン、テレビ、オーディオ、室内照明…などなど、通常であれば個別に存在するリモコンをスマートリモコンとネットワークを介してスマホアプリ一つで纏めて操作できるのが特長です。
勿論、ネットワークを経由するので遠隔操作で家電の電源を入れたりも出来ます。
家に帰る前に部屋を暖めておいたり、灯りを着けておいたりと、幅広い用途で使うことができます。
つまり、「オラ、ワクワクが止まらねぇぞ!」
ということです。
2)仕様と同梱物
今回購入したのは、製品名が「SWE」という製品になります。
①仕様
製品の仕様はこんな感じです。
通信:Wifi(2.4Ghz帯限定)
センサー:赤外線センサー
対応デバイス:赤外線リモコン対応の家電全般
連携ソフト:Google Home、Amazon Alexa
②同梱内容
何と、同梱物はこれだけです。
シンプル イズ ベストの一言です。
説明書もシンプルすぎて笑いましたが。
でも、一番の驚きは価格の安さです。是非通販サイトでご確認ください。
3)ペアリングの仕方
①基本的な手順
まず、家のルーターのSSIDとパスワード(Key)をメモしておきましょう。
次にアプリをインストールします。以下、PlayStoreとAppleStoreより抜粋です。
play.google.com
本体にUSBケーブルを刺して電源に繋げます。
アプリの右上の「+」をタップします。その他から「スマートリモコン」を選択します。
画面の指示に従い、本体の裏のリセットボタンをペン先などで5秒間押し続けると本体のLEDが点滅を始めます。
点滅が始まったら、アプリの次へボタンをタップ、Wi-FiルーターのSSIDが表示されたら、パスワードを手入力します。
次へを選択したら、後は接続されるのを待つだけです。
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②接続に失敗する場合
当方実は1時間ほど接続に手間取りました。接続が出来ない場合は以下をご確認ください。
2.4GHz対応可否?
ほぼあり得ない話ですが、2.4GHzに対応していないルーターだとこの製品には接続できないようです。
単純にスマートリモコン側が5GHz帯に対応していません。
スマホアプリ側は仕組み上、5GHz帯のルーターも選べてしまうので、ここで選択されると接続できません。
ルーターに貼ってあるラベルに2.4GHz帯のSSIDがどれか書いてあるので確認しましょう。
SSIDが複数在る場合
最近のルーターは親切なので、以前使っていたルーターのSSIDとパスワードを新しいルーターに引き継ぐことができます。
この機能のおかげで、新しいルーターにする度にパスワードを変更するという手間から解放された訳ですが、
当方は自分の端末だけ新しいルーターのSSIDとパスワードで登録し直すというガジェッターらしい(?)実直さでWi-Fiに接続していたのですが、それが裏目に出ました。
どうやら、スマートリモコンは昔のSSIDのネットワークに接続していたらしく、いくら検索してもスマートリモコンが出てこないという間抜けなことに。
1時間ほど格闘した末、その事実に気が付きSSIDを変更したところ、スマートリモコンとペアリングすることが出来ました。
電源入ってない場合
これも要注意ポイントです。
マイクロUSBケーブルが本体に中途半端に刺さっていると電源入りません。
この端末マイクロUSBの口が固くて半刺しくらいで一旦止まります。止めずにぐっと奥までケーブルを押し込んでください。
電源が入ると青いLEDが光りますので、LED点灯を目安にするのがベストです。
4)家電の登録
家電の登録方法も以下に記載します。
家電メーカー各社の赤外線リモコンの信号が登録されているのでそれを探して設定するだけなので簡単です。
東芝のエアコン
SmartIRをタップし、リモートコントロールの追加をタップします。
我が家は東芝のエアコンを使っていますので、メーカー名を「東芝」で、検索します。普通に日本語で検索でOKです。
東芝エアコンのリモコンパターンが何種類か用意されているので、実際にボタンをタップしてエアコンが正しい挙動をしたものを登録すれば完了です。
はい、おしまい。スマートリモコンのペアリングでドツボにハマったのが嘘のようです。
Sonyのテレビ
こちらも同じです。検索して、ボタンタップして正常に動作したら登録で終了です。
手順はエアコンとほぼ同じなので割愛しております。
やってみればわかりますが、画面の指示に従って登録するだけなので悩みません。
照明はないのでDIY
電球はあるけど、それ以外の室内照明に対応していないようです。
照明は何故かスマート電球(という製品があります)にしか対応していないようです。
余談ですが、スマート電球とは、電球色を自由に変えられたり、電球自体にスピーカーを搭載している製品のことです。この辺は機会があればご紹介します。
ということで話を戻しますが、赤外線リモコンを手動で登録するDIY機能でリモコン登録をしました。
まず、DIYを選択します。
次にスマートリモコンに登録したい赤外線リモコンを向けてボタンを押します。
「IRを受信しました」と画面に出たら、押したボタンの機能を名前をつけて登録すれば完成です。
というこで、スイッチと30分、60分タイマーを登録して、「ライト」という名称で照明を登録しました。
この機能はなんか楽しいですね。他に登録できるリモコンは無いか探しましたがありませんでした。
まあ、リビングはこんなものか。
5)シーン作成機能
登録した家電を元に家電の自動起動シナリオを作成することが出来ます。
これをシーン作成と呼んでいるのですが、これまた面白い機能なんですよ!
二つシーンを登録してみました。
①タイマーで家電起動
冬だし、寒いのは嫌なのでエアコンの自動起動と、自動でテレビをオンを一括で行うシーン作成をしました。
まずはシーン登録で、新規作成をタップ。次に条件をタップします。
次にスケジュールを選択して、時間を指定します。
次はタスクを選択して、デバイスをタップします。
エアコンを選択して、エアコンの挙動(電源ONや温度設定、ヒーターかクーラーか)を登録します。同様にテレビもタスクで登録します。
登録が完了したら、最後に保存をしてシーンの名称を登録すれば完成です。
これで決まった時間にエアコンとテレビが起動するシナリオが完成です。
朝起きたら勝手にエアコンついてて、テレビがついていたのには感動しました。
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②DIYの照明をシーン登録
我が家の照明は電源ボタンを一回押すと一段階暗くなり、二回押すと豆電球に切り替わり、三回押すと消灯します。
さて、DIY機能でボタンを学習はさせたものの、一発で照明のON、OFFができないのはめちゃくちゃ面倒です。
ということで、思いつきました。
照明を暗くするなら3回電源ボタン押下すればOKなので、デバイスを3つシーン登録することにしました。
条件を選択して、「クリックして実行」を選択します。
次にタスクを選択して、「デバイス」を選択します。
DIYを選択して、登録した電源ボタン、ここでは「スイッチ」を選択します。
後はタスクを繰り返して、「スイッチ」を3つ登録すれば、「一発電源オフ」ボタンの完成です。
電源オンはスイッチが一つ登録されていればOKなので同じ要領で作りました。
この製品のレビューを見ると照明をDIYした場合は「スマートスピーカーでは制御できない」という内容が散見されたのですがそんなことはありません。
このように電気オン、電気オフをシーン登録しておいて、アレクサの定型アクションにこのシーンを追加すると音声での制御が可能になります。
ということで、登録しておくと後々便利だし、現時点でもスマホでワンタップするだけで電源オン、オフができるようになりました。
6)まとめ
この製品を使って思いましたが、
「行き過ぎた科学は魔法と変わらない」
の一端を垣間見たような気がします。
遠隔操作で家電をコントロールするだけではなく、特定のアクション(時間、場所、温度や湿度、IFTTTとの連動)で家電を自動起動するシーン登録機能など、まさに人と物のインターネット(IOT)の申し子のような製品です。
SWEはスマートリモコンを試したいけど、高いお金を出してまでは…という方にオススメの製品だと思います。
・設定簡単
・遠隔操作可能
・家電操作の自動化
・スマートスピーカー連動可
今回は触れませんでしたが、スマートスピーカーとも連動も当然できます。
あまりに長文になってしまったので、スマートスピーカー連動については別の記事で書かせて頂こうと思っています。
我が家には「Amazon Echo ドット」と、「Google Home mini」の二機種があるので両方の連動方法と使い勝手をレビュー予定です。
ということで、例によって気長にお待ちください。
余談ですが、会社の同僚に熱くスマートリモコンの話をしたら「よくわかんね」と言われました。
…まあ、そうだろうなと思ったのですが、口から漏れ出てしまいました。だって、楽しいんですよ。
では、また!
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